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酢がいつごろ作り出されたのかというと、現在わかっている限りでは紀元前5000年のバビロニアでの記録だとされています。バビロニアではデーツ(ナツメヤシ)や干しぶどうから酢を作っていたと考えられています。
日本での酢の始まりは、中国から管理発酵・醸造技術として米酢の製法が伝来した古墳時代・弥生時代ころからだろうといわれています。古事記や日本書紀に、酢が貴重品として記録されているそうです。貴重品というのは、調味料としてではなく一部上流階級において漢方の一種、つまり薬として使われていたそうです。庶民には手の届くものではなかったようです。
江戸時代のころになると次第に酢が庶民の手にも届くようになり、味噌や醤油とともに徐々に普及して現在に至るといったところです。
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黒酢の歴史~日本の場合~
では、黒酢の歴史はというとその歴史は非常に古く、日本では江戸自体後期(1800年ころ?)あたりから作られるようになりました。元々は中国からその製法が伝来したのですが、その技術を使用し鹿児島県福山町で作られるようになりました。福山町には黒酢の製造に欠かせない原料である綺麗な水や良質な米(玄米)、温暖な気候に恵まれていたことなどから黒酢作りには最適な土地柄だったようです。それから200年を経過した現在でも、福山町は昔ながらの製法を守り生産されている黒酢の一大産地としてその名が知られています。
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